天衣無縫 〜院長のひとりごと

秋の変化

掲載日 : 2012年10月28日

一日の温度変化が激しくなり、朝晩の冷え込みを感じるようになると、神経は気温の
変化に対応するために、沢山のエネルギーを使います。これによって神経の疲労が
起こると、自律神経の調整能力は低下し、秋に見られる様々な症状が現れます。
今の時期に訴えの多い、身体がだるい、眠気が強い、鼻水、咳き込み、急な発熱、
皮膚の乾燥、頭痛、ふらつき感、胃のムカつき、腸の過敏反応、首の寝違え、
ぎっくり腰、などは典型的な症状です。
このような季節対応への生理学的変化は、当然人間以外の動物にも起こっていますが、
彼らはのんびり寝ながら、その変化に対応しているように見えます。
しかしながら私達人間は、社会性の動物のため、この時期を寝てやり過ごすという
わけにもいかないため、文化的対処法を持って様々な症状に対応できるようになりました。
落ち着いて自律神経の状態を見極めて行けば良いのです。