天衣無縫 〜院長のひとりごと

微笑ましい出来事

掲載日 : 2014年08月31日

今日本には沢山の外国の方が観光にいらしてくれています。東京駅を歩いていると、今までのアジア系の方の旅行者に加えて、ヨーロッパ系の方達の集団も多く見られるようになりました。京都が世界一の観光都市に選ばれたことや、円安、そして長引くデフレで日本人みんなが工夫して海外では信じられない位良いクオリティの内容を安い値段で提供している、そして、日本人の潜在的優しさが影響しているように思います。

先日も東京での仕事の帰りの新幹線でアメリカ人と見られる皆さんの出来事がありました。
熱海駅のホームで発車時間が過ぎても列車か発車せず、ホームの駅員さんが走りながら列車の中を確認したり、何人かのアメリカ人も友達とみられる方の名前を呼びながらホームや列車の中を一緒に降りる予定の仲間を探し回っていました。ついに我々日本人の乗客までも、その方を見つける意識のエネルギーに変わっていました。そして、その方が降りる駅を忘れてトイレの中にいたようで、発見され列車から降りてホームに出ると皆が大喜びでとても温かいエネルギーに包まれました。安心して発車のベルが鳴り響くと、車内が本当に嬉しい氣持ちの空間となりました。
この新幹線は平日の最終列車だったので、多くの乗客は一日の疲れを感じて乗車していたはずですが、皆さん列車の遅れにイライラすることもなく、本当に氣持ちの良い意識状態でした。
同じ列車が遅れると言っても、外国の方がホームで慌てていて、それが日本人には無いような大きなジェスチャーで大喜びに変わる。私達に起こるまったく違う感情の状態に、大きな感動をおぼえました。
私達はあんがい日常の近い存在には過剰に反応し許せないことなど増えてしまいますが、
自分と遠い存在には過剰に反応することはなく、同じ出来事でもすんなり受け入れられたり許せたりするものなのではないでしょうか。
場面の設定と登場人物の配役を考えさせられる、氣持ちの良い出来事でした。