天衣無縫 〜院長のひとりごと

申年に思う

掲載日 : 2016年01月05日

穏やかな新年を迎えました。
今年は申年だそうです。
猿と言えば、25年前位に猿と人間の身体の本質的違いを研究していた頃がありました。
大まかに言えば、猿と人間で最も違うのは、骨盤のまん中にある仙骨の角度と手の親指の発達です。人間の仙骨は猿に比べて前側に倒れており、このことが背骨のS字カーブを作り身体を立てていられる要因を作りました。また、手の親指が猿より発達したことにより、掴むということがより高度に出来るようになったとともに、道具を使いこなすことからより知能を発達させることになりました。仙骨により身体を立てることも、親指の発達で物の扱いが器用になったことも、いずれも人間の脳の発達に深く関係したわけです。
今年の研究テーマは仙骨と親指になるのでしょうか?

本年も元氣に参りましょう!